2013-07-22 ■ 空想 灰色風船 ひとつの線路がほしい思わず顔をしかめてしまうくらいまぶしく どこまでも遠く 沿線の駅はすべて無人駅で でも常に こちらをみないお客たちであふれていて 彼らの声はすべて波とあぶくの音にしか聞こえず 私は一人で 長い車両の電車に乗っているそういうひとつの線路がほしいな と ふとおもった